ホテルの部屋(69)ホテルセンチュリーサザンタワー リミツトサービスを全面に貫き通している中堅シティホテル

ホテルの部屋(69)ホテルセンチュリーサザンタワー リミツトサービスを全面に貫き通している中堅シティホテル
住所:東京都渋谷区代々木 2-2-1 TEL03-5354-0111
(評価)☆☆☆

(コメント)
98年4月にオープンしたこのホテルは、抜群のロケーシヨンと眺望で特定の客を確保しているまさに新しい価値観を追求(リミテッドサービス)した注目のホテルと言えそうである。従来の豪華さを前面に出した都内のシティホテルを求める人には不向きであるが、地上100mの素晴らしい大都会の眺望と気軽さと値ごろ感を追求する人にはぴったりのホテルである。
部屋は無駄を省いたシンプルな作りの中に、自分の仕事部屋的な機能がセットされている。例えば大きめのデスクと通話とパソコンが同時に使用出来るようになっていたり、調光可能な天井灯や温度設定が自在な空調設備などは従来の旧式シティホテルでは不充分であったものである。ルームサービスがない代わりにコンビニエンスストアや自販機が用意されており、これらが「リミテッド・サービス」と言われているものなのであろう。おかげで全て自分のペースで気軽に振舞える。
料金は眺望の良い側が\2000程高くなっているが、シングルで¥16,000ツインで\22,000エグゼクテイブで\50,000と新宿のこのロケーションではかなり安く感じる。個人的には、東側に面した部屋が好きで、新宿御苑や国立競技場や東京タワーが見える。チエックインは14:00チエックアウトは11:00であるが、もう少し遅くして欲しい。
また、レストラン群も私のお気に入りのチャイナグリル「シェンロン」をはじめとして、ランチが大人気の「トライベックス」や和食の「ほり川」があり、香港のリージェントホテルのラウンジを縮小したようなラウンジ「サウスコート」とハイセンスで個性的な雰囲気と大都会の眺望を備えている。ここのお薦めの部屋はコーナーシングルの51号で窓が2面で眺めが最高である。
(利用法&評価)
このホテルの使用方法は、金曜日仕事が溜まった時思いきって7時頃書類を抱えて飛び出し、このホテルでゆつくり夕食を味わって部屋に戻って徹夜で書類を整理し、自分の会社のメールに結果をまとめて送信する。その後自分流の時間を過ごす。例えば深夜夜景を眺めながら、バーでカクテルを飲むのもよし。本を読むのもよし。ビデオを見るのも良し。翌朝土曜日はブランチを味わって自宅に帰ると「充実した良い週末」をおくられる事間違えない。これでプールでもあると最高なのであるが、ビジネスホテル形態を全面に出しているので、残念ながら他の価値観で接する必要がある。その他で特筆することは、ここのロビーのトイレは入り口を入った瞬間、絶景で思わず立ち止まってしまうほどすばらしく、特に夜はタイムズスクエアのネオンが美しい。
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