ホテルの部屋(36)リッツカールトンホテル大阪 関西ナンバーワンのラグジュアリーホテル


住所:大阪市北区梅田2-5-25 06-6343-7000
評価:☆☆☆☆☆
(コメント)
◆高層階からの素晴らしい眺望。英国の貴族の邸宅を思わせる落ち着いた雰囲気にまとめられたラグジュアリーなインテリア。心身ともにくつろいでいただくための広々とした空間。そしてスタッフによる隅々まで行き届いた心からのサービス・・・とのキャッチフレーズに期待して訪問した。宿泊は当然最上階を指定したが、期待通りすべての点でトップクラスの水準にあることを身をもって体験。今までのホテルでは「ペニンシュラ香港」に並ぶ水準のホテルである。
◆場所は大阪駅から徒歩でも10分程度で行けるが、ここの玄関の作りからしてお車でお越しくださいといっているような雰囲気。懇切丁寧なベルボーイのサービスからリッツカールトンの世界に入っていく。
部屋は、51.5平米、角部屋でキングサイズのベッドのすばらしい部屋で、到着時にはウェルカムオレンジジュースが付いていて、フィットネスセンターにてプール+ジムを無料で利用できて、¥3200の朝食付で、¥29000の格安プランを利用。最上階からの梅田付近の絶景を眺めながらの、ひとときは極上である。
特にキングサイズのベッドは上質なシーツがひんやりとした居心地良く体を覆ってくれる。またバスルームは大理石づくりで、バスタブは、長さも深さもゆったりと体を伸ばせるリラックスできるタイプ。シャワーブースもあり、上質なタオルが使いたい放題に用意されており、ロゴ入りパジャマもセットされている。
◆部屋のインテリアは18世紀英国のジョージアン・スタイル。バスローブはテリー織りでいままで利用した中では最高の着心地。この最高の部屋で外に出る気がしなくなるのは、当然といえば当然である。
部屋以外のその他の施設としては、フイットネスルームがお薦め。室内プール、ジャクジー2ヶ所、ジム、スチームバス、サウナ、マッサージルームなどが6Fに集中している。プールは室内で縦20m横6m深さ1.2mあり、プールサイドジャグジーと屋外にジャグジーがセツトされていて、夏場は日光浴をかねてプールサイドでリラックスできるスペースが豊富にある。意外と屋外庭園は広くて、ビルの谷間ではあるが、リラックスできるよう植物でおおわれている。宿泊客は無料ですが、スパ利用する場合は、別途¥1050の料金がかかる。スパは広くないが、御影石で出来ているバスがなかなか気持ちよく、アメニティもそろっていて不自由しない。
◆噂の朝食はセットでなければ、かなり高価な朝食になるが、オレンジジュースもおかわり自由でシェフが卵料理を目の前で作ってくれパンケーキも焼いてくれる等いたれりつくせりのブレックファーストで味とボリウムの点から言っても、国内でピカ一である。
ここでブランチとして、食べまくればその日はランチ抜きで充分なので、それを考えれば値段も気にならないのでは。細かい心遣いのひとつとして、アイスコーヒーを頼んだら、氷もコーヒーで出来ており薄くならない心遣いがうれしい。
◆レストランは、1Fの「スプレンディード」は 地中海料理で、自然光が差し込むメインルーム、素朴な地中海の雰囲気ただよう、カジュアルレストラン。ハーブやスパイスを贅沢に使ったイタリア、スペイン、プロバンス料理の豊富なメニューと豊富なワインがあります。5Fの「ラ・ベ」はとれたての新鮮なシーフードを日本の懐石風スタイルで季節のアラカルトメニューから豊富なコース料理まで、フランス料理を味わえます。また、ザ・バーは、シックなインテリアとジャズやピアノの生演奏が落ち着いたムードを演出しています。
しかしどこもかなりお高いので、お薦めは、隣ビルのハービスプラザ地下のグルメ街で夕食を取ることです。地下には大阪食い倒れの期待にあつた各種のレストランがしかも安価で味わえます。お薦めは、B2の「お好み焼き・千房」「ジュアルイタリアンのブルディガラ」と「オステリアカラバジオ」などです。
このホテルの唯一の欠点は、一回のロビー付近が迷路のようで、何回往復しても方向が間違ってしまう点です。もう少しゆったりしたロビーがほしいと思います。
(利用法&評価)
◆とにかくこのホテルは本当にホテルに泊まることが好きな人にぴったりのホテルで心行くまでホテルライフを楽しむにはベストなホテルです。泊まるなら37Fのベルビューな部屋を事前に予約することがポイント。出来れば午後3時にはタクシーで乗り付けてウエルカムジュースとゆったりとしたバスルームにつかり、大阪の夕日を部屋からゆったりと眺めながら、夕食は隣のビルでゆっくり味わい、食後はプ―ル&スパで10時までくつろぎ、翌日早朝に本をもって屋外スパで日光浴&読書タイムして、部屋に帰ってひんやりしたシートに包まって一眠りして、12時ごろチェックアウトするスケジュールで完璧にホテルライフを満喫できます。このホテルはひとりで来てゆつくりすることがベストであり、本当のホテルジャンキーが泊まるべくしてできたホテルです。個人的には、ベストホテルベスト3のひとつであると評価しました。(もちろんカップルで泊まってもいいですが・・・)